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こちらは友達のいない管理人がサンフレッチェ広島について気ままに書くゆるゆるブログです。なお私がこの場に不適切と判断したコメント・トラックバックは削除いたしますのでご了承ください。


by somewheresw
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10/14中国新聞朝刊6面に久保サンフレッチェ社長のインタビュー

今年からか、中国新聞でスポーツ欄ではない場所に1面全面広告扱いでカープ・サンフレッチェ応援企画として「TEAM HIROSHIMA PRESS」なるものが何度か掲載されている。
過去には両チームの選手の対談やらカープのマスコットのスライリーとサンフレッチェのマスコットのサンチェの両者マスコット対談企画なるものもあったりした。

そして中国新聞10/14朝刊に両チームのトップへのインタビュー企画なのだろう、カープの松田元オーナーのインタビューにならんで近頃サンフレ系メディアではめったにみることのなくなったサンフレッチェ広島の久保允誉社長のインタビューがあった。
その記事には今シーズンのチーム状況について地域との関わり、新スタジアム、将来のチーム像、カープとの関わりなどに対する思いやらがあってサンフレサポやらファンには興味深い内容となっていた。

ちなみにこの久保社長の話の中に今回の増資についての語る場面もあることから増資発表のあった9月下旬以降にインタビューがされたものと推測される。



なお、中国新聞HPにカープ・サンフレッチェ応援企画である「TEAM HIROSHIMA PRESS」は掲載されてないため、中国新聞を見ることができない地域やら今日より過去の記事ということで入手することが難しい人も少なくないだろうから失礼ながら以下に引用してみる。

―サンフレッチェ広島の目指すサッカーについて教えて下さい

(久保社長)
 今シーズンはペトロビッチ監督の目指す攻撃的なサッカーがチームに浸透していると思います。下位に低迷している現状をみれば、結果につながっていないもどかしさもありますが、選手のモチベーションが下がったり、システムが崩れたりはしていないので心配していません。早くJ1残留を決め、来期に向けての構想を練りたい。監督就任3年目となる来期は、良い結果を残せるシーズンとなるよう期待しています。
 私がサンフレッチェ広島の社長に就任した7年前、「サッカー事業をつうじて、夢と感動を共有し、地域に貢献すること」を理念に掲げました。その理念の下、ユース、ジュニアユース、ジュニアなど下部組織の充実を図るとともに、安芸高田市のサッカーグラウンドそばにクラブハウスを作り、若手選手の寮を広島市東区に整備してきました。環境を整え、選手を育てていく育成型クラブが我々の目指すチーム作りです。特にユースでは、地域や学校と一緒になって選手を育ててもらい、現在チームの主力となっている駒野や森崎和、森崎浩、柏木、槙野、平繁など才能のある若手選手が成長してきました。若手選手の育成に力を入れ、トップまで押し上げていくことで、サンフレッチェが地元に根付いたチームとして発展すると考えています。

エディオン社長とクラブ社長の両立は、忙しくて大変では?

(久保社長)
 多くの社員を抱えるエディオングループの社長とサンフレッチェの社長を両立するのはやりがいがあります。就任当初の2000年から5期連続で黒字だったサンフレッチェ広島の経営は、補強と動員がかみあわず昨年、一昨年と2期連続の赤字になりました。今回の増資により、経営面はひとまず安定しました。来期はもう一度黒字になるよう体制を立て直します。トップとしての私の役割は、経営の安定化を図るために、どのように舵をとるかの判断が一番重要な仕事です。

スポーツを通じた地域とのかかわりについて思いはありますか?

(久保社長)
 「地域に根ざしたスポーツクラブづくり」を念頭に、サッカーを通して広島のスポーツ振興に貢献したいと考えています。例えば新潟では、Jリーグだけでなくバスケットボールや野球でも「アルビレックス」の名称を使ったチームがあったり、鹿島アントラーズはミニバスケットボールやテニススクールを開催したり地域に根付いた活動を行っています。将来的にはサンフレッチェ広島も収益の一部を地域に還元し、サッカーをベースに他のスポーツを支援していきたいと思います。池に石を投げたときに水面に波紋の広がるように、スポーツを通じて人と地域の交流が深まれば、また1つ広島にも良い循環が生まれてくると思います。

今後の大きな夢はありますか?

(久保社長)
 サッカー専用スタジアムの建設を早く実現したい。J1のほとんどのチームは専用スタジアムを持っており、それに伴ってチームも強くなっている。選手の声やボールを蹴る音、身体が激しくぶつかり合う音が響くくらいピッチに近く、サポーターと選手が一体となれるようなスタジアムがあれば、地元広島の多くの方が応援に駆けつけてくれるでしょう。他県からサポーターが多く来てくだされば、観光して宿泊していただける。そうなればもっと広島を知っていただくことになり、地元経済も活気が出てくると思います。サッカーは入場者数に影響を受ける興業ですが、さまざまな仕掛けを考えて経営すれば大変面白い事業ができる。そのためにも、広島にサッカー専用スタジアムを建設するという夢を形に変えることができればと思います。

最後に、サンフレッチェとカープで地元を盛り上げる構想はありますか?

(久保社長)
 以前、カープとのコラボマグカップを販売したことがあります。今後は、例えば片面がカープ、片面がサンフレッチェといったコラボタオルマフラーとか、両方観戦できるチケットなども可能であれば検討していきたい。これらをもう少し充実させて、スタジアムに足を運んでもらえる1つのきっかけになればと考えています。
 カープとのつながりで言えば、私が子どものころ、広島県営球場に試合を見に行き、少ないこづかいの中から10円を、大きな樽に募金したのを覚えています。あの時のように、市民レベルで両チームを支えてもらい、両チームが協力して広島を盛り上げていければと思います。


以上
この記事を見ると監督交代はJ2へ落ちない限りなさそう。それにしても新規開拓にしろ今減りつつある固定層対策など観客動員についてインタビュアーの問題なのか夢でしかない専用スタジアム建設くらいしかなくてガッカリしたのは私だけかな?
by somewheresw | 2007-10-16 04:00 | sanfrecce